店舗物件を借りる

そんなわけで、不動産屋を訪ねてみた。

自分の希望条件としては家賃1ヶ月で30万円以下、場所は世田谷区、杉並区、渋谷区、中野区、吉祥寺、三鷹市、駅から徒歩10分以内、一戸建て、店舗、事務所物件どれでも可。そして、ベッドを15床ほど置きたいので、広さが100㎡以上という物件を探してみた。

不動産屋にこの条件を伝えると、100㎡以上というい条件が厳しいようで、どこの不動産屋も厳しい顔をして、「100㎡以上というのはあまりないんですよね~」という渋い返答。そして、3つ、4つの物件ぐらいしか出てこない。

さらに、整体院を開業してもいいか確認して頂くと、さらに物件数が半分になり、新規の開業である事を伝えるとさらに物件数が半分になる。

そして何よりも厳しい条件は、家賃30万円の物件を借りるには年収1000万円以上の稼ぎが必要となるらしい。私は去年1年間、学校へ通う為に無職だったので収入は0。妻は働いてはいるが年収1000万には遠くおよばない。

この条件で借りるには家主と借主の間に管理会社が入ったり、保証会社が入る物件ではまず借りられず、家主から直接借りられる物件を探す事になる。

そうなるとよさそうだな~という物件が20個ほど見つかっても1つ、2つしか残らなくなってしまう><

こうして1週間ほど朝から夕方まで不動産屋を巡ったり、インターネットを利用して物件を探し回った、フゥー

そして、最高の物件に巡り合う。渋谷駅から徒歩7分、神泉駅から徒歩3分、家賃30万円の一戸建て。もうこれしかない!いや~都会に出たいとは思っていたが、いきなり渋谷デビューか~と胸が高鳴る!!早く見に行って、決めちゃいたい!!!

しかし、物件を見に行く当日、不動産屋からある重大な事実が告げられた。「実は、物件の隣がやくざの事務所なんですよ・・・」

んんん~本当に迷った、物件を見に行っても、自分の理想としている完璧な間取り。やくざの事務所と言われる隣の家も見た目ではまったくわからない普通の一戸建て。だって渋谷の道玄坂の周りはやくざの事務所だらけだし、渋谷で商売するという事はイコールやくざの近所に店舗を開くという事だし。自分の中ではここで決めたいと思った。

でも、知り合いなどに相談して見ると、誰もがやくざの隣は止めた方がいよとの答え。師匠も「やくざの隣だとそのうち患者にばれて、患者が来なくなるよ」との事。結局、師匠のお言葉に従い渋谷の物件はあきらめる事となりました。。。

となると、もう借りられる物件がない!1週間物件を探し続け精神的にヘトヘト、さらに物件探しを続ける気力もない。だいたい、公庫からお金を借りられるという保証もまったくない。首だけをチョプして8時間寝かすという施術に患者さんが集まるなんて、公庫の方が理解出来るとはとても思えない、頭のおかしい事をいう子だねぐらいに思われるのが落ちだろうし。

知り合いなどにも首をチョップして8時間寝かす施術を勉強していると話すと、「そんなんで治るわけないじゃん」とだいた馬鹿にされる。頭のおかしい不敏な子だねぐらいの目で見られる。

だったら、実績を作るしかないじゃん!お金も借りられない、不動産も借りられない、だったら実績を作ってお金も不動産も借りられる身分になるしかない!

師匠からの助言もあり「まずは自宅で開業して、実績を作れ」との事。ベッド数が少ししか置けず、線路沿いの家なので問題もあるけれど、最初だから気にしなくてもよいとのお許しも得た。

幸運にも私は一戸建てを持っていた。まずは自宅で開業しよう!

自宅で開業となり、何か肩の力が一気に抜けた。店舗を借りて、家賃30万円を払って行くとなると、そうとう数の患者さんに来て頂かないといけない、その為には練りに練ったパーフェクトなチラシも作らなければいけないし、オープンイベントとして色々な企画を提供しようとコンサルタント会社に相談しようとも思っていた、雑誌に取り上げて頂く為の企画を考えて、プレスリリースもしなければと思っていた。

でも、自宅で開業となりベッド数が少ないので、これらの事をやらなくてもよくなった。チラシと口コミだけで十分でしょう。

開業準備を始めた先月当たりから、患者さんを集めなきゃというプレシャーから顔が引きつって、厳し顔になっていた。それが、プレッシャーがなくなって、いつものゆるい顔に戻っていた。本当に肩の荷が降りた、よかった。

よかったよかた。

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