序章

初めまして、アキサワ東京カイロプラクティックの秋澤かずみです。

私は東京都国分寺市でカイロプラクティックを開き、これまで5年間で2,000名以上のお客様の健康のお手伝いをさせて頂きました。

私は今でこそ不調知らず、明るく、元気な毎日を過ごしているのですが、実は数年前までは、体の痛みと不調でどん底の人生を過ごしていました。

小学生の頃から病弱で不幸な人生だったと今振り返ると悲しくなるほどです。
冬の間中続く気管支喘息に毎日続く頭痛、高校生になってからは数ヶ月置きに発症するぎっくり腰に毎週末の発熱、病院へ行っても原因不明と見放され、長い間痛みを我慢する生活が始まりました。

あまりに体がつらく「二十歳まで生きられない」と本気で思っていましたし、「死んだ方が楽だよね」と常に悲観的で将来の事など考えられない人生でした。

さらに会社勤めを始めてから数年後25歳の時、実家で飼っていた愛犬が他界、ショックのあまり右耳が聞こえなくなる突発性難聴になり、めまいまで起こすように。この頃から不眠症にもなり毎日睡眠導入薬を飲んで寝ていました。

さらに極めつけは、結婚後住居が国分寺に変わり、通勤時間が会社のある天王洲アイルまで1時間半かかるようになった事が原因でうつ病を発症。パニック症などとも重なって働けなくなり会社を退職し、自宅療養をすることになりました。

時を同じくして、会社勤めをしていた夫もある日突然頸椎ヘルニアで倒れ働けなくなり、会社を休職してしまったのです。

働き盛りのいい大人2人が寝たきりとなって、1ヶ月半ほど2人して家に引きこもって生活をしていました。

私も夫も病院に行っても何も変わらない、夫の首の痛みは近所の整体院に毎日通っても治らない。

「このまま病気が治らなかったらどうしよ~」「このまま2人共寝たきりだったら生活保護になってしまうのかな~」と不安に押しつぶされる日々を過ごしておりました。

うつ病の治療薬のせいで意識がもうろうとしている中、大学時代に友達から「首を1回チョップすると、どんな病気でも改善してしまう」という整体院が都内にあったなぁと思い出したのです。

その整体院の名前も憶えていなかったし、都内という記憶があっただけ、当時私にその整体院を教えてくれた友人の連絡先もすでになかったし、当時からホームページもなければ、看板もないお店だと聞いていたのです。

絶望的な状況だったのに、たまたま開いた本の間からその整体院の電話番号が書かれたメモがポロッと落ちてきたのです。

これは何かある運命かもしれないと、勇気を出してその電話番号に連絡すると、お店の場所を教えてもらい施術を受ける事が出来たのです。

その後夫婦で何度か通ううちに、私のうつ病も夫の頸椎ヘルニアも改善され私も夫も会社へ復帰することが出来ました。

元気になると欲深くなるもので、将来に渡る自分の身体のメンテナンスの事ばかりを考える様になるのです。

なぜならこの先生と私たちは親子程年が離れていたのです。
「この先生が引退してしまったら私たちの体はいったい誰が面倒を見てくれるの?」

残念なことに同じ施術をする先生は他になく、先生もお弟子さんを取っていなかったので自分達が生き延びるためだけに私は先生に技術を教えて頂く事にしました。

夫は「この技を後世に残さないでいいの?」という立派な思いがあったようでして後に勝手に一人で開業する!というビックリ事件を起こすのです。

少し夫婦間には温度差がありましたが夫と共に先生に弟子入りしたのです。

そして、修業から3年後、夫があれよあれよと自宅で整体院を開業してしまいました。

私たちに技術を教えて下さった先生と同じ首を1回チョップしてあとは8時間寝かせるだけで、どんな症状でも改善してしまう整体院です。

今では施術技術の向上で施術後の休息が4時間から6時間で済むようになりましたが、施術後の休息は非常に重要です。

痛みや不調を取るのに一番重要なことは、施術よりも自宅での毎日の睡眠なのですよ。

私どもの施術は言ってみれば自然治癒力のスイッチを入れる役目、あとは日々の生活すなわち毎日の睡眠時に自然治癒が働いて改善されていくのです。

しかし、当院のお客様に話を聞いて見ると、とにかく毎日の睡眠環境が非常に悪い方が大勢いらっしゃるのです。

特に問題なのが枕。異常に高い枕を使っていたり、枕を使わないで寝ていたり、これでは快眠は期待出来ませんし、首コリ、肩コリがあって当たり前。

枕の高さをないがしろにしていては、健康な体は手に入りません。

枕の高さは人それぞれ違いますし、また毎日違ってくるのです。枕の高さを1mmの狂いもなくピッタリと合わせて寝ると、呼吸が深く出来るようになり、体中の筋肉や関節が柔らかくなります。さらに、血液循環が良くなり、体中の代謝が良くなる。体のあらゆる器官や機能が向上するのです。

この状態で毎晩休めば、ある程度の体の痛みや症状はあっという間に改善されていくのです。

人間本来の1日の生活は、

寝る時間が8時間
働く時間が8時間
他の時間が8時間

です。

忙しい現代では8時間も眠れる人は少ないかもしれませんが、本来は8時間寝なければいけません。

そうなんです。本来、人間は1日の3分の1は寝ているのです。もっというと、人生の3分の1は寝ています。

そんな人生の重要な時間を適当に何となく寝ていては人生を無駄に過ごしていると思いませんか?

この人生の3分の1を占める寝る時間をいかに快適にするか、睡眠の質をいかに向上させるかはご自身の健康や寿命に実に大きく係わってきます。

しかし、不眠で悩んでいる方にとっては、この人生の3分の1の時間を無駄に過ごす以前に寝る時間が苦痛でしかないかもしれません。

ベッドに入って、目をつぶり、1時間も2時間も眠れない、翌日元気に仕事をするには眠らなきゃいけないことは解っているけど、いつまでたっても眠れない。気が付けば外が明るくなっているし。

開業してから5年が経ち、具合の悪かった自分たちを今振り返ってみると。私も夫も不眠を患っていて、不眠が様々な病の改善を妨げていたのではないかと考えるようになりました。

また、当院にお越しになるお客様でも重症な方は大抵、不眠を患っています。

我々は寝れば何でも改善するといっていますが、不眠であったら眠る事が出来ないのです。

お酒を飲んだり、睡眠導入剤を飲めば眠れるから「睡眠はしっかりとれているよ」という方もよくいらっしゃいます。

しかし、お酒や薬を飲んで寝るのは睡眠の質が悪く、寝たうちに入りません。昨年末に他界した医学博士の安保徹先生は著書の中で「睡眠薬では熟睡できない。毎晩、気絶しているのと同じ」と書かれています。睡眠薬は、交感神経を興奮させ感覚を麻痺させることで意識まで消失させることで眠りにつかせているので、体は全然回復されていないのです。

だったらまずはその不眠を改善し、睡眠の質を上げて健康を向上させる本を出せたらいいのではと思うようになりました。

先ほども申しましたが、睡眠の質を向上させる方法として一番重要なのは枕なのです。

枕の高さを1mmの狂いもなくぴったりと合わせるだけで、呼吸が楽になったり、体中の筋肉が緩んだり、劇的に体のあらゆる機能が向上し、よく眠れるようになります。

正しい枕の高さを知り、その調整法を知って快適な睡眠を確保する。それだけであなたの人生は劇的に変わるはずです。

不眠に悩む方もそうでない方も、この本を読んで人生を変えてみてはいかがでしょうか?

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