第5章 第一頚椎の神経圧迫について

①第一頸椎の神経圧迫が万病の原因

ここまで読んでいただいて、不眠の原因が第一頸椎のズレによる神経圧迫であることは、何となく理解していただいたと思いますが、不眠以外の痛みや病も第一頸椎の神経圧迫が原因になります。

しかし、よく考えてみると首、肩、腰、仙骨、尾骨とある脊椎の中で骨がズレるのは、第一頸椎だけではありませんよね?

第二頸椎、第三頸椎がズレることもあるでしょうし、腰椎の椎間板ヘルニアがある人は、レントゲンを見ると腰の骨が潰れているわけで、すなわち腰椎がズレているわけです。

そしたら、第二、第三頸椎でも神経圧迫は起こるでしょうし、腰椎でも神経圧迫は起こるはずですよね?

第一頸椎以外でも神経圧迫が起こるというのはある意味正解です。

「おいおい、じゃあ今まで言ってきたことは何なんだよ!」とお思いになったでしょうが、そこはちょっと落ち着いて続きを読んでみてください。

例えば坐骨神経痛の方がいます。その方の坐骨神経痛の原因は間違いなく腰が原因です。

坐骨神経痛とは腰から足の裏を走っている神経が痛み、しびれる病のこと。

坐骨神経痛の方はたいがい、腰椎椎間板ヘルニアとか腰椎脊椎間狭窄症といった病も併せ持っていて、腰椎と呼ばれる腰の骨と骨の間から出ている坐骨神経が、腰の骨が潰れることによって圧迫されて痛みやしびれを伴うのです。

ですので、坐骨神経痛の痛みは腰のレントゲンを撮ると明らかになり、腰椎のズレが原因となります。腰椎に神経圧迫があるということなのです。

しかし、もっと突っ込んで原因を調べてみると、腰椎がズレている原因というのが頭から神経の束が流れてくるおお元、第一頸椎のズレが原因となるのです。

その証拠に、仰向けでは腰が痛くて寝られないという椎間板ヘルニアの方でも、枕の高さを1ミリの狂いもなくピッタリと合わせて第一頸椎のズレを取ると、仰向けで寝ても腰が痛くならないのです。

第一頸椎のズレを取れば、腰椎のズレも取れるということ。

だから坐骨神経痛の表面上の原因は腰椎のズレですが、おお元の原因は第一頸椎のズレとなるのです。

しかし、この第一頸椎は他の脊椎に比べて簡単にズレてしまうんですよね。

第一頸椎は人間の中にある唯一の欠陥なのです。

第二頸椎から下の脊椎には必ず、椎間板と呼ばれる軟骨が、骨と骨との間に入っていてクッションの役割をしていたり、もしくは接着剤の役割をしています。

だから、第二頸椎から下の脊椎は滅多なことではズレないようになっている。

それに対して第一頸椎は椎間板が上にも下にも付いていない、接着剤の役割をするものがないから簡単にズレてしまうわけです。

逆に椎間板がないことで、便利なこともあります。それは、首の可動域が大きく取れるということ。首だけで後ろを振り向けるのは第一頸椎に椎間板がないおかげなのです。

人間の体は、合理的で完璧な作りをしていると思います。でも唯一第一頸椎だけが欠陥品だと思います。

第一頸椎がズレにくければ、病気知らずの健康な人がもっと増えただろうに。

病気がないのと、後ろを振り向けるのでどちらを取るかといったら、病気がない方がいいと思うけどな~

今の時代、車を駐車する時に、バックモニターがあるから後ろを振り向く必要もないですしね。



次のページ

目次へ戻る