⑨猫背が重病の始まり

体の歪みを気にしている人って世の中に結構いるんですよね。

猫背を治したいとか、右肩が下がっているから直したいとか。特別に肩がこっているとか腰痛があるとかでなくても、体の歪みは気になるようです。

それは見た目を気にしているのでしょうね。やっぱり猫背だと格好が悪いですから。

私も商売柄、町行く人の姿勢を見てしまうのですが、顔がとってもカッコいいのに猫背で背中が曲がってしまっていてちょっと残念とか思ってしまいます。

やっぱり、背筋がピーンと伸びている人の方が印象は良いですよね。

しかし、猫背で本当に心配なのは見た目よりも健康です。

町行く人で思いっきり猫背の人や思いっきり横に傾いている人を見ると、どれだけ具合が悪いんだろうと心配に思ってしまいます。

猫背のひどい人や体の歪みの大きい人は、とにかく重症な人が多いです。首コリ、肩コリ、腰痛は大抵持っていて、うつ病や不眠など精神的な疾患も伴っています。

ひどい猫背だけど、今は特に体の不調はないよという人でも、近い将来必ず体の不調はやってきます。今は何とか若さで乗り切っているが、年をとったらすぐにあっちこっち体の不調が出てくるのは猫背の人。

とにかく、猫背は病気の始まりといってもいいでしょう。

でも、何で猫背になってしまう人と、姿勢のいい人がいるのでしょうか?

体の湾曲は以前にも紹介したとおり、遺伝子には書かれていないことなのです。赤ちゃんが、二足で歩行するようになってから体の湾曲が付いてくるのです。

だから、猫背の人は普段の生活習慣が悪いということになります。

では、普段の生活習慣とはどんな習慣のことを指すのでしょうか?

普段から姿勢を正して生活している人と、普段から背筋を丸めてダラ~ンと生活している人の違い?

いいえそれは違います。

猫背の人が普段から背筋を丸めて生活しているのは、それが楽な姿勢だからやっているのです。そう、本能が楽だと思うことはやった方が良い、背筋を丸めていた方が楽だと思うなら、丸めていた方が呼吸は入るし、健康的。

無理やり姿勢を良くしようとしたら、返って呼吸は入らなくなり、不健康。「姿勢を正しなさい」と大人たちが教育した、教育された脳がやることは良くないわけです。

ですので、すでに猫背になっているのなら、それ以前の所に猫背になってしまった理由があります。

それがイスです。

人間の体の湾曲は生理的湾曲と呼ばれ、二足歩行を始めた時から徐々に付いてきます。立っている時に自然と脊椎に湾曲が付いてくるのです。立っているときは皆さんほとんど同じ条件で立っているので、脊椎に湾曲は出来ますが、猫背になるほどの湾曲にはなりません。

そして、生理的湾曲が生まれるのは立っている時ともうひとつ、座っている時です。

座っている時は、みなさん色々なものに座っている。イスの中には座るだけでどうしても、猫背になってしまうイスがあるので、悪いイスに座っている人が猫背となって行くのです。

悪いイスとはいろいろありますが、まず一つは柔らかいイス、ソファーです。ソファーに寄りかかって座っていたら、それは体を曲げて座っているわけですから、猫背になるのは当たり前。

成長期を過ぎた大人がソファーに座っても、突然猫背になることはありませんが、成長期に骨格を形成していかなければいけない子供達が普段からソファーに座る生活をしているから猫背へとなってしまうのです。

もう一つの悪いイスとは高すぎたり、低すぎたりするイスです。

やっぱり、イスの高さが合っていないと、体を丸めて座ることになったり、体を背もたれに寄りかかった状態で座ってしまうことになります。

きれいな生理的湾曲を作りたかったら、イスに浅く座って背もたれに寄りかかる座り方は良くはありません。

背もたれに寄りかかりたかったら、背もたれに腰まで付けて寄りかかるようにすれば猫背にはなりません。

背の高い人に猫背が多い理由も、イスと机ですよね。世の中のものは基本的に平均的な身長の人を基準に作られているので、大きい人にとってはどれも小さすぎます。成長期に学校で低いイスと机で勉強していたら、それは体が丸まって、猫背になってしまいますよね。

だから、背の高い人は腰痛持ちが多いとも言われています。

猫背になりたくなかったら、二足歩行を始めた赤ちゃんの時から成長が終わる25歳までイスとイスの座り方に気をつけなければなりません。

25歳を過ぎてしまったら、ソファーでも何でも、楽なものに座っていればいいと思います。

25歳を過ぎて猫背を治したかったら、第一頸椎のズレを取るしかないかな。もしくは、枕の高さをピッタリと合わせて、よく寝ること。湯治に行くということでしょうね~

そう簡単に湯治になんていけないか?じゃあ当院へ来ます?

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