月刊清流に掲載

こんにちは、秋澤順一です。

 

副院長が月刊誌 清流の8月号7/1発売に掲載されました。

枕の重要性について語り、バスタオル枕の作り方を紹介しています。

4ページに渡って書かれており、結構なボリューム。

写真で載せたけど、文字は読めますかね?小さすぎるか。

写真の文字が小さくて読めないと思うので

本文を書き出しましたのでご覧ください。

 

月刊『清流』8月号

 

カイロプラクター

秋澤和望さん

 

首に負担をかけない

よい枕の作り方

 

よい枕でよく眠り、毎日清々しく健康に

 

私たちの人生の約三分の一は睡眠の時間といいます。

あなたは、毎日熟睡できていますか? もしも、熟睡できない、あるいは朝から肩こりや体の重さなどの不調を感じるなら、もしかしたら、合っていない枕が原因かもしれません。

首に負担をかけない、自宅で簡単にできる正しい枕の作り方をカイロプラクターの秋澤和(あきさわかず)望(み)さんにうかがいました。

 

心身に大切な、睡眠の時間

 

 一日の理想の睡眠時間は、八時間くらいとされている。それほど長い時間を、できれば快適に過ごし、心地よい目覚めを迎えたいものだ。しかし、2013年の厚生労働省の調査では、日本人のじつに四割近くが、睡眠の質に満足していないという。

「質はもちろん、量も重要です。最低でも六~七時間は必要だと私は感じます」

 そう語るカイロプラクターの秋澤さんは、不調を抱える多くの人に接し、仕事を通して、睡眠の重要性を感じている。

「睡眠は、一日の疲れを癒します。心身を休め、体に本来備わっている自然治癒力を高めてくれるのです。ただ、時間的に十分かつ、質のいい睡眠がとれなければ、疲れは蓄積し、自然治癒力があまり機能しなくなり、体調を崩しやすくなる危険性があります」

しかし、寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、早朝に目が覚めてしまうなど、睡眠に関するさまざまな悩みが存在する。現代社会では、テレビやゲーム、スマートフォンなど、昼夜を問わず刺激が多い。加えて、仕事や家事、人間関係などによる過剰なストレスも、安眠を妨げる。

秋澤さんは、そうした要因だけではなく、睡眠環境そのものが悪い人が多いと指摘する。

「治療院を開業してからの六年間で、二〇〇〇人以上のお客様の健康づくりのお手伝いをしてきました。そこで強く感じてきたのは、睡眠環境、中でも特に『枕』が合っていない人がすごく多いということなのです」

秋澤さんが夫の順一さんと経営するアキサワ東京カイロプラクティックでは、主に首の骨(頸椎、中でも主に第一頸椎)の歪みやズレを、特殊な機械で加圧・矯正する。強い衝撃はなく、痛みもほとんどないそうだ。

「施術のあとは、みなさん、ベッドに横になっていただきます。当院の特徴は、施術後に四時間から六時間と、長い時間休んでいただくことです」

理由は、頸椎の正しい位置を固定し、再びズレるのを防止するため。もうひとつは、施術によって本来あるべき位置に骨や筋肉が戻ると、代謝が活性化する。すると体が治ろうとして、熱や軽い痛みを伴うので、横になっていたほうがよいという。

「そこで、ベッドに寝るみなさんの枕の調整を何度もするうちに、枕の重要性を再確認し、普段、みなさんがいかに合っていない枕で寝ているかに気づくようになりました」

 

首は、神経や血管、呼吸器などの通路

 

 なぜ、枕が安眠、質のいい睡眠のためにそれほど重要なのだろうか。その答えは、首の安定にある。

「首には、脳から全身に広がる中枢神経が脊椎(頸椎)に守られて通っています。そして、心臓から脳に大量の血液を運ぶ大動脈・静脈、さらに、首の気管を通して肺の中に空気を送り込む通路でもあります」

 つまり、全身の司令塔である脳と体を結ぶ、非常に重要な部位といえる。しかし、頭の重みや姿勢の影響などで歪んだり、ズレたりしやすい。だから、多くのカイロプラクティックや整体などでは、首の歪みやズレにアプローチし、歪みやズレをとって、阻害されていた神経などの流れをよくし、自然治癒力を引き出すことに重きを置く。

 この首を安定させ、正常な状態に保つのに有用なのが枕である。枕は単純に頭をのせるものではない。

「首が自然な位置で固定されるよい枕には、首の歪みやズレさえも元に戻す効果があると私は思っています。正しい姿勢で、首の負担をなくして長時間過ごすことで、頸椎の歪みやズレを、徐々に戻していく。実際に、自分に合った枕に変えただけで不眠が解消した、肩こりがほぼ治った、などという声もいただきます」

 個人個人に合った枕の重要性を訴えるため、秋澤さんは、不定期の「枕セミナー」を、治療院などで開催している。

「参加者の方に実際に枕を合わせて寝てもらいます。すると、三〇秒ほどの短い時間ですが、本当に寝てしまう人が多いんです(笑)」

 それだけ、自分に合った枕に寝れば、心地がよいということなのだろう。

 ところで、人間は一晩に何度も寝返りをうつが、仰向けで寝るときと、横向きのときでは首の安定する位置が違う。中央が低く、横向きになったとき用に端の高い市販の枕もある。

「私自身がそうなのですが、自分に合った枕を使っていれば、仰向けのままほぼ寝返りを打つこともないと思っています。もちろん、個人差がありますし、横向きでなければ寝つけない人もいます。ですから、できれば『仰向け用』と『横向き用』の二つの枕があればベストです。いつもは仰向け用で寝て、横に横向き用の枕を置くことを勧めています」

 とはいえ、覚醒せずに寝返りを打ったり、横向きになることもある。

「その場合は、仕方がないですね。枕が合っていなくて、呼吸がスムーズにできなかったり、寝苦しくなるため、必要以上に寝返りを打つのだと私は思っています。でも、本来は仰向けに寝るのが自然です。横向きになっても短い時間なら問題ありません」

 

自分に合った枕の作り方

 

 では、正しい枕を選ぶにはどうしたらよいのだろう。オーダーメイドの枕を作って買うのもいいが、数万するものもあり、高価でなかなか手が出ない。そこで、家にあるバスタオル数枚を使って簡単に自作のオーダーメイド枕をご紹介しよう。

「体の大きさ、頭の形、首の形状やネコ背がどうかなど、人それぞれに合う枕は違います。自分だけの枕を作ることができれば、質のよい睡眠を得ることができるはず。簡単なのでぜひ、試してみていただきたいと思います」

 枕は壁に後ろをつけて直立したときの隙間の高さになる。ネコ背の人は枕も高くしなければならない。

 詳しい作り方は、〇ページのコラムにゆずるのでチェックしてほしい。ただ、最初はコツをつかみにくいかもしれないので、できれば二人で確認しながら作るといいと秋澤さん。

「枕を首の付け根までしっかりのせてください。ただし、肩までのせてはダメです。それから、敷き布団もやや固めのほうが枕調整をしやすいでしょう。肝心なのは、日によって体の疲れ具合(筋肉の緊張)が違うということを覚えておいてください。さらに敷き布団を変えた場合も同様です。ですから、布団を変えた場合はもちろん、できるだけ毎日、枕合わせをしていただきたいと思います」

 そして、秋澤さんは、ご自身のこんなエピソードを紹介してくれた。

「誰も信じてくれませんが(笑)、私は子どもの頃からぎっくり腰など不調が多く、成人しても病気のデパート状態。さまざまな心身の病に悩まされてきました。カイロプラクティックとの出合いも大きいのですが、同時に自分に合ったよい枕で寝ることで、病気や不調と無縁の生活を送っています。人によって効果の差があったり、首以外の原因で不調のある方には効果が出ないこともありますが、ぜひ、多くの人に試していただきたいと願っています。大げさかもしれませんが、〝枕ひとつで人生が変わる〟と私は提唱してます」

 ちなみに、ネコ背の人も毎日正しい枕を使っていれば、体がリラックスしゆるみ、寝ている間に自然と本来の形に戻ると秋澤さんはいう。その場合、ネコ背が改善するため、日に日に枕も低くなっていくわけだ。

 最後に、快適な睡眠のためのコツをうかがった。

「まず、寝る前にコップ一杯のお水を飲むようにしてください。白湯ならなおよいです。水分が不足すると体液の巡りが滞るので安眠できません。夜中にトイレに一度行くことになっても、水分は摂ったほうがいいと考えます。また、必ず布団かベッドで寝ること。ソファーやコタツで寝るのはNGです。不眠気味の方は、お茶・コーヒーなどのカフェインやアルコールを避けましょう」

 自分に合ったよい枕を使って、心地よい睡眠を得、朝を気持ちよく迎える。熟睡できることは健康の証でもある。確かに、枕で人生は変わるのかもしれない。

            (文=吉田恒夫)

 

 

(プロフィール)

あきさわ・かずみ●神奈川県横浜生まれ。カイロプラクターとして、夫の順一氏とアキサワ東京カイロプラクティックを運営。大学卒業後、企業に勤務するが幼少からの頭痛や腰痛などに悩まされる。夫の開業に合わせ、自身も経験を積み、枕調整や、触診の技術では夫を超えるほどに。現在では、都心や治療院で「枕セミナー」を開催する。

 

※欄外 アキサワ東京カイロプラクティック

公式HP=http://chopseitai.com/

 

自分に合った枕を正しくあてた姿勢

 

  • 仰向けの場合

あごがベッドに平行になるようにする。枕が低過ぎると下を向き、高過ぎると上向いてしまう。

  • 横向きの場合

顔の中央、鼻のラインがベッドに平行になるようにする。

 

作ってみよう!

簡単、自作オーダー枕

 

【用意するもの】

  • 平たい枕(綿や化学繊維のもので適度に固いもの。高さは5センチ程度)
  • 大きめのバスタオル3枚~5枚

※平たい枕がない場合は、バスタオルを重ねて代用してもOKです。これも高さを5センチほどに調整してください。

 

  • バスタオルを二回折って、四枚構造にする
  • 枕の上に折ったタオルを一枚から二枚置いて高さを調整する
  • やや高めに設定し、一枚ずつめくって低くする
  • ちょうどいい位置になったら、少し待つ。体がリラックスして無駄な力が抜けるので枕の高さはやや下がってくる。15分くらいで一枚から二枚分くらい下がる。

※枕が正しくフィットした「ちょうどいい状態」の確かめ方

 

・首の横を左右に走る胸鎖乳突筋がやわらかくなる(右は左手で、左は右手で、クロスして触ること)

・奥歯に力が入っていない状態

・あごが水平であること

・足首をぐるぐる動かすとスムーズに回る

 

「枕が合っていない状態」の場合は上記の逆のことが起きます。

 

 

2017年7月1日 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : akisawa11