枕の高さは東西南北、寝る方向によっても変わってきます。
北の方角を頭にして寝た時の高さに比べて、それ以外東、西、南の方角を頭にして寝た時の枕の高さはタオル1枚分高くなります。
枕が高くなるということは、姿勢が猫背になるということ、ですので北向きで寝た方が健康にはいいのです。
では、なぜ北向きで寝た時は枕が低くなり、健康には良いのでしょうか?
それには地球の磁場がかかわっています。
磁場は地球の北から南に向かって流れています。
そして、人間の体には神経が流れていますが、この神経の流れは電気であり、脳からの命令が電気信号として神経を伝わって体の各器官に流れています。
神経の流れる方向には2つあり、脳から体に伝わっていく遠心性の神経と、体から脳に伝わっていく求心性の神経があります。
寝ている時に体を修復してくれる神経は脳から体に伝わっていく神経で遠心性の神経になります。また、姿勢を維持する神経は運動神経で、こちらも遠心性の神経となります。
例えば、頭を南向きにして寝たとすると、遠心性の神経は南側から北側に向かって流れます。しかし、磁場は北側から南側に向かって流れるのです。
神経は電気の流れですので、磁場にも反応してしまいます。南から流れる遠心性の神経と北から流れる磁場が衝突してしまう為、体を修復するための神経や姿勢を維持する為の運動神経の流れが悪くなり、枕が高くなってしまうのです。
(図を入れる)
枕を東向き、または西向きにした場合も、磁場によって神経の流れが悪くなります。
図のように神経の流れに対して、磁場が神経を切断するように垂直に交わって流れるようになるので、こちらも枕がタオル1枚分高くなってしまいます。
このようなことから、寝る時の方角は北枕が一番健康には良いのです。
しかし、一般的には北枕は縁起が悪いものとして、避けている方が多いのではないでしょうか?
北枕いけないというのは、昔お釈迦さまが亡くなった時に、遺体を北に向けて寝かせていたので、北枕はいけないとなったようです。
別に北を向いて寝たら寿命が縮まるなどといった話は迷信で、根拠などはないので安心して下さい。
西を向いて寝たら、怪我をするとか病気になるといった話もあったりしますよね。それも迷信です。
そして、北枕で寝ると、それ以外の向きで寝た場合に比べて神経の流れが19倍良くなるとも言われています。
この北枕で寝ると神経が19倍流れるというのは、カイロプラクティックを世に広めた、アメリカのBJパーマーの書籍に書かれていることなのですが、どうやって測定したのかとか、根拠を示すデータなどを本人が全て破棄してしまい、残っていないので真偽の程は定かではありませんでした。
しかし、このバスタオル枕の調整法を使うことで、北枕の方がより神経が流れるということは証明できたのではないかと思っています。
BJパーマーによると北枕に変えてから2週間ほどで体が健康になってきた変化を感じるようになるといっているので、是非皆さんも試していただきたいと思います。
ただし、北枕で寝た方が健康にいいのは木造の家で寝た場合にかぎります。
鉄筋のマンションで寝ると、北枕の方が枕は低くなると言った現象は起きなくなります。
なぜなら、鉄筋の建物の中は磁場がグルグルと回ってしまい、正しく、北から南に磁場が流れていないから。
木造の家に住んでいる方のみ北枕を試してみて下さい。