そして、いよいよ本題に戻りましょう。
体の歪みがなくなると、体にはどのような変化が起こるのかです。
板の上に乗って体の歪みを取ると体には様々な変化が起こりますが、いくつか解りやすいものを上げると。
・呼吸が深く出来るようになる。
・肩が軽くなり、腕を上げるのが楽になる。
・手の指先に力が入るようになる。
・腕をつまんでも痛くなかったのに、痛みを感じるようになる。
足の下に板を入れて、1mmの狂いもなく、体の歪みを取ると、このような変化を感じる事が出来ます。
では、体の歪みを取ると、なぜ呼吸が深く出来るのでしょうか?
体の歪みを取るということは、第一頸椎のズレも取れているということです。第一頸椎のズレが取れば、そこで滞っていた神経が100%流れだすということ。
呼吸は運動神経と自律神経によって行われます。
普段の意識していない呼吸は自律神経によって、肺や気管支が動いて行い、深呼吸を行う時は運動神経を伝わって、横隔膜を動かし、深く呼吸をすることができます。
体の歪みを取って、第一頸椎のズレを取ると、そこで止まっていた、運動神経や自律神経が100%流れだし、呼吸が深く出来るようになるのです。
世の中のほとんどの方が体は歪んでいます。ですので、ほとんどの方が普段から深い呼吸を出来ていないのです。でも普段、深い呼吸経験した事が無いから、それが当たり前だと思っているんです。
本当はもっと深い呼吸ができるのに、それを知らないわけです。
当院に来る患者さんには全員、このように足の下に板を入れて体の歪みを取り、体に変化が起きる事を最初に見せます。
人によって、敏感な人、鈍感な人がいるので、全員が全員変化を感じるわけではありませんが、ほとんど9割以上の方がこれらの変化を感じて驚いていらっしゃいます。
特に、五十肩の人が足の下に板を入れただけで腕が上がるようになると、相当驚いていますし。喘息の人が、足の下に板を入れただけで呼吸が楽になると、それだけでも感動しています。
たまに、年に1人ぐらいは今まで体がつらくて仕方なかったのが、足の下に板を入れて体の歪みを取っただけで、体が楽になったことに感動して泣いちゃう方もいらっしゃいます。
「いやいや施術はこれからなんですよ~」とお伝えしちゃいます。
肩が軽くなり、腕が楽に上げられるのは運動神経が100%流れるから。
手の指先に力が入るようになるのも運動神経が100%流れるようになるから。
腕をつまんだ時に痛みを強く感じるのは知覚神経が100%流れるから。
これらの事象は神経の流れが良くなったことを証明しています。
第一頸椎のズレが取れれば、神経の種類に関わらず、すべての神経が100%流れるようになるということです。
もちろん、睡眠の質を向上する副交感神経も100%流れます。板の上に乗って立ったまま眠る事が出来れば、不眠の方も眠れるようになると考えられます。
まあ、そんな特技を持っている人はいないので別の手を考えましょう。
それが枕です。
枕の高さを1mmの狂いもなく調整して、第一頸椎のズレを取るのです。そしたら第一頸椎で滞っていた副交感神経が100%流れるようになって、よく眠れるようになるわけです。
枕は頭を乗っけて支えるものではなく、首を支えて第一頸椎のズレを取るものなのです。
枕の高さを1mmの狂いもなくピッタリと合わせれば、体に劇的な変化が現れます。