パニック障害とは

2022年4月6日

 神経症(パニック障害)とはどんな病気?

神経症とは、精神的なストレスが原因となって、様々な精神・身体症状が出る病気で、不安神経症、強迫神経症、恐怖症などが代表的なものです。

 

不安神経症は、最近はパニック障害と呼ばれることが多くなってきました。不安と不安発作(パニック発作)を主な症状とする神経症です。

 

一人暮らしの方などで、家を出る際に玄関のカギをかけた後、きちんと鍵がかかっているかどうかが気になり、何度も確かめるので、家を離れるのに長時間かかってしまう方がいます。こういう確認行為(脅迫行為)のため日常生活に支障が出ている方は、強迫神経症と診断されます。

 

恐怖症には色々なものがあります。

1.人の視線が怖い(視線恐怖症)

2.人が怖い(対人恐怖症)

3.不潔なものに耐えられない(不潔恐怖症)

4.閉ざされた空間にいることに耐えられない(閉所恐怖症)

などです。

 

神経症(パニック障害)の原因

神経症は、精神的なストレスが誘因となって起こります。しかし、同じようなストレス状況に置かれても、発症する人としない人がいます。つまり、神経症の発症にはもともとの性格が関係しているのです。

 

発症しやすい性格とは、内気で、神経質で、くよくよしやすい、気を回したり、取り越し苦労をするといったものです。

 

神経症(パニック障害)の症状

パニック障害は、不安とパニック発作を主な症状とする神経症です。パニック発作とは、強い不安に襲われ、動機がしたり、胸が苦しくなったり、息苦しくなったり、倒れそうになったりする発作です。

 

口が乾き、異常なほどの大量の汗をかいたりすることもあります。初めて不安発作を起こした時には、死の恐怖を感じることも少なくありません。

 

息苦しさのあまり、呼吸が早くなってしまう事もしばしばあります。これは過換気発作とか過呼吸発作と呼ばれています。ひどい時には呼吸のし過ぎで身体中の二酸化炭素の量が少なくなってしまい、手足がしびれたりします。

 

出勤時にこのような発作が一度起きると、その恐怖感が強く残り、翌日また同じ通勤電車でパニック発作を起きるのではないかという予期不安が強まります。

 

このように、「不安の悪循環」が出来てしまうと、そこから抜け出せなくなってしまいます。

 

家を出る際、玄関のかぎの確認が1回では終わらず、何回も確かめるため家を離れるのに長時間かかってしまう方がいます。

 

家を少し離れてから気になって、確かめに戻る方もいます。「占めた記憶はあるし、閉まっていることはわかっている。それでも気になる。

 

バカバカしいとわかっているのだが、確認せずにはいられない」と訴えます。こういう確認行為(脅迫行為)の為、日常生活に支障が出ている方は、強迫神経症と診断されます。

 

具体的には確認の回数が多く長時間かかってしまうので困るということが多いのですが、確認の回数を意識的に減らして無理に短時間で終わらせようとすると、強い不安に襲われて、生活に支障が出る方もいます。

 

恐怖症には色々なものがありますが、視線恐怖症、対人恐怖症、不潔恐怖症、閉所恐怖症が主な物です。

 

視線恐怖症と対人恐怖症は、近い関係にあります。すなわち、人の視線が気になり、人が怖いと訴える方が多いのです。

 

しかし、中には他人の視線が気になるのではなく、「自分の視線が気になる」と訴える方もいます。

 

つまり、自分の視線が周りの方々に不快感を与えるなど、悪疫鏡を与えているのではないかと気にする方がいるのです。

 

いずれにせよ、視線恐怖症、対人恐怖症の方は、人中に出ることを避けることが多く、無理に出ると、不安神経症の症状であるパニック発作を起こしてしまう方もいます。

 

不潔恐怖症の方は、不潔と思われることが過度に気になり、何回も手洗いを繰り返してしまい、強迫神経症(手洗い脅迫)と診断されることが少なくありません。

 

神経症(パニック障害)の予防

神経症には発症しやすい性格があります。しかし、性格はそう簡単に変えられるものではありません。

 

したがって、神経症を予防するのは、容易な事ではありません。しかし、ストレスが誘因となることが多いので、神経症の予防のためには、普段からストレスをためないよう心掛ける事が重要であらうと考えられます。

 

神経症(パニック障害)の診断

「神経症(パニック障害)の症状」で述べた内容のことが確認されれば、診断は確定します。特に、強迫神経症では、何度も確認していて、間違いない事はわかっており、「それ以上の確認hバカバカしいことはわかっているが、どうしても確認せずにはいられない」と、本人が自覚していることが重要です。

 

神経症(パニック障害)の予後と診断

症状がひどい時には仕事や学校を休む必要がありますが、命にかかわることはありません。ある程度おさまれば、自宅にこもらず、仕事や学校に出た方が良いのです。そして、症状を抱えながらも社会生活を送ることが出来るという成功体験を積んで、自信を持てるようになると、病気は良くなります。

 

パニック障害の改善

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