線維筋痛症にはカイロプラクティック
線維筋痛症の現状
厚生労働省の調査によると線維筋痛症の患者は全国で200万人いるといわれています。
日本の人口比率でいうと、約1.7%にもなる多くの方が線維筋痛症の痛みで苦しんでいるのです。
日本国内でのリウマチの患者数は70万人ですので、それに比べるといかに線維筋痛症の痛みに苦しんでいる方が多いかがわかります。
しかし、線維筋痛症の患者200万人のうち病院に罹っている方はたったの4,000人程度しかいません。線維筋痛症の対応は高度な技術が必要な為、受け入れてくれる病院が圧倒的に少ないからです。
参考:リウマチ情報センター(日本リウマチ財団)Webサイト「線維筋痛症について」
そうなると、病院へ行くのをあきらめている線維筋痛症の患者さんは代替え医療を探すことになります。
整体院、カイロプラクティック、鍼灸院、整骨院、気功など様々な選択肢があります。この中でどれがいいのか。その答えが、カイロプラクティックです。
なぜ線維筋痛症にカイロプラクティックがいいのか、なぜ他ではダメなのかをこれからご説明していきたいと思います。
カイロプラクティックによる線維筋痛症の原因
線維筋痛症は基本的には脳の病気です。腰や背中、手や足など体中のありとあらゆる所に痛みが発症する病ですが、レントゲンを撮っても、MRIで見てみても骨や筋肉には異常がなく病院では原因不明とされてしまいます。
病院では体に異常がないので、「脳の問題ですね。」で終わってしまうと思います。
一方、カイロプラクティック的な考え方では首の第一頚椎のズレが線維筋痛症の原因とされています。
第一頚椎の中には神経(脊髄)が流れていていて、神経は脳と体をつないでいるのですが第一頚椎がズレてしまと、そこを流れている神経を圧迫して神経の流れが悪くなってしまいます。
すると、脳の命令が体に届かなくなったり、体の反応が脳に届かなくなったりしてしまいます。
例えば、通常なら脳が腰の状態を確認しようと腰に神経を伝って信号を送ると、腰はその信号を受け取り、問題なければ「問題ない」という信号を脳へ送り返します。その信号を脳が受け取り腰は問題ないと判断しています。
しかし、第一頚椎がズレてしまうとそこで神経圧迫が起こるので神経の流れが悪くなっています。脳が腰の状態を確認しようと腰に神経を伝って信号を送っても、腰には信号が届きません。となると腰からも「問題ない」という信号は脳に送られなくなります。
そうなると、腰から「問題ない」という信号が脳に返ってこないので、脳は腰に異常があると判断してしまう。そして、腰に問題があるというのを本人に知らせるために、腰に痛みを出して本人に分からせているのです。
この状態が腰だけではなく、手や足など体全体で起こっているのが線維筋痛症というわけです。
線維筋痛症に効果のあるカイロプラクティックは自然治癒療法
みなさんのカイロプラクティックのイメージは首をバキバキやったり、腰や骨盤をバキバキやったりするのをカイロプラクティックと思っている方が多いのではないでしょうか。
首が痛かったら首をバキバキする。腰が痛かったら腰をバキバキする。痛みや症状がある所を押したり、引っ張ったり、もしくはマッサージをしたりするのがほとんどのカイロプラクティックだと思います。痛みのある部分でその日だけでも痛みを取る、いわゆる対処療法ですよね。
しかし、本物のカイロプラクティックは自分の力で自分の体を改善する自然治癒療法なのです。対処療法に対するなら根本治療ということです。
カイロプラクティックの施術で線維筋痛症の患者さんの第一頚椎のズレを取るのは線維筋痛症の痛みが治まる為の一つのきっかけでしたありません。繊維筋痛症の痛みを取るのは本人の脳の仕事なのです。
先ほど線維筋痛症の原因は第一頚椎のズレと説明しましたが、実際には胸椎だったり、腰椎だったり、脊柱にある骨も何個かはズレています。やはりそこを通る神経(脊髄)も圧迫されているので神経の流れが悪くなっています。
さらに言えば、足が痛いとしたら、足までの途中にある、腰の骨や太ももの骨、ひざの骨、そして、筋肉や腱なども固くなっていたりして、そこの周りを通る神経が圧迫されて痛みとなっています。
これらの骨、筋肉、腱なども正しい位置に戻さなければ、神経圧迫が取れないので線維筋痛症の痛みも取れません。それらを正しい位置に動かすのが脳の仕事なのです。
首の第一頚椎は脳に一番近い骨であり、脳の命令が最初に止まる場所でもあります。
ですから、第一頚椎のズレを取ると、それより下の骨には神経の流れが100%流れるようになるので、脳の命令が正しく伝わるようになり、脳が第一頚椎より下の骨や筋肉、腱を正しい位置に動かしていきます。
全ての骨、筋肉、腱が正しい位置に戻ったら線維筋痛症の痛みも取れるということです。
脳は人それぞれのDNAに書かれた設計図の通りに骨や筋肉、腱を正しい位置に動かしていきます。
第一頚椎のズレが取れれば、脳の命令がそれよりも先に届くので、第一頚椎より下の脊椎の骨にズレがあったとしても、脳がDNAに書かれた設計図の通りに脊椎のズレを、時間をかけて正しい位置に戻していきます。
さらに、脊椎のズレが取れれば、脳の命令が脊髄から先にある末梢神経にも届くようになるので、末梢神経が支配する手や足などの骨や筋肉、腱などが脳の命令によって正しい位置に動いていきます。
もし細胞が傷んでいると、傷ついていた古い細胞を捨て新しい細胞を築いて細胞を生まれ変わらせます。そうやって脳は傷ついた細胞を修復します。
第一頚椎のズレさえ取ってしまえば、それより下の骨のズレは脳がズレを取ってくれます。そして、骨、筋肉、腱の細胞を脳が修復してくれる。
これが線維筋痛症を改善する為に必要なカイロプラクティックの自然治癒療法なのです。
しかし、ここまで説明しても脳が勝手に体を修復していく、骨や筋肉が自然と正しい位置に戻っていくなんて信じられないですよね?
でもよく考えてみて下さい。例えば、転んでしまって膝に切り傷が出来たとしたらどうやって良くなると思いますか?
傷を糸で縫って、傷をふさがないといけないなんてことないですよね?
脳は傷口の血液を固まらせ、かさぶたを作り、その後傷んだ細胞を取り除き新しい細胞を作って修復していく。そして傷んだ細胞修復され傷がなくなる。これらは全て脳の命令によって行われていることです。
人間のDNAに書かれている情報の通りに脳が膝の傷を修復してくれているだけなのです。
脳によって傷口の皮膚が修復されていくように、骨や筋肉も修復されていく。だから自然治癒力によって線維筋痛症が改善していくのです。
線維筋痛症はカイロプラクティック以外では改善しない
本物のカイロプラクティックは自然治癒療法です。ですから、全身のありとあらゆる痛みに効果があります。また、自然治癒療法なので脳の病にも効果があります。
体中の痛みにも効果あり、脳の病にも効果がある。だからカイロプラクティックが線維筋痛症の改善には一番効果があるといえるのです。
他の代替え医療では体の痛みを取り除いてくれる施術方法はあります。しかし、同時に脳を修復してくれる施術方法はありません。
整体院や整骨院へ行って、痛みのある部分のマッサージをしてもらうと、その場では一時的には気持ちよくしてもらえますが、根本的に線維筋痛症が改善したわけではありません。
それに、線維筋痛症の痛みは体全体の痛みですから、手足の先が痛い方はマッサージでは到底対応できないでしょう。
鍼灸治療は経絡治療ですので、ツボや経絡の流れを鍼や灸によって刺激を与えることで改善させる施術方法です。鍼灸治療は神経の流れを良くする施術方法ではないので、根本的に線維筋痛症を改善する方法ではありません。
カイロプラクティックは筋肉や骨の痛みも改善することが出来るし、脳の異常も修復することが出来る。だから、カイロプラクティックが線維筋痛症には一番効果的なのです。
ただの腰痛や肩こりだったら、整骨院や鍼灸院、整体院へ行けばいいと思います。そういった体の痛みを得意とする所もいっぱいありますので。ネットで調べれば神業と言われるようなレベルの所もいっぱいありますよね。
しかし、線維筋痛症の痛みとなったら話は別です。傷んだ骨や筋肉を修復し、異常のある脳を修復する必要があります。それが出来るのがカイロプラクティックという事なのです。そして、カイロプラクティックの中でも自然治癒を利用する施術を行なっている所でしか線維筋痛症には対応できません。
線維筋痛症に効果的なカイロプラクティックの歴史
線維筋痛症に効果的なカイロプラクティックは、もともと1900年初め、日本では大正時代の頃アメリカで広まって行きました。
その頃行なわれていたのが、首の第一頚椎を調整してその後4時間以上寝かせるだけというカイロプラクティックでした。
そのカイロプラクティックを広めた人がBJパーマーという人物で、肩こりや腰痛だけではなく、線維筋痛症や様々の体の痛みや不調に成果をあげ全米中に広がっていったのです。
しかし、この施術方法は歴史とともにどんどん衰退していってしまいました。体中をバキバキするカイロプラクティックが主流となっていったのです。
それは、ワトソンという人物が高額なワトソンテーブルといわれる、施術用のベッドを売る為に体中をバキバキするカイロプラクティックを広めたことが要因といわれています。
また、施術者側も線維筋痛症などの痛みが数回で良くなってしまう技術よりも、何度も通ってもらえるカイロプラクティックの方が儲かる為、バキバキするカイロプラクティックを選んで開業していきました。
さらに、施術を受ける患者側も、4時間以上寝るのは退屈だし、体全体をバキバキしてもらった方が気持ちよく、時間もかからなかったので満足出来ました。そういった患者側の需要もあって本物のカイロプラクティックはすたれていってしまったようです。
筆者のカイロプラクティックの師匠はアメリカに修行へいき、首だけのカイロプラクティックを日本へ輸入した3人のうちの1人です。
その師匠はワトソンに直接話を聞く機会があったそうで、その時に言われたことが「カイロプラクティックは首だけの調整でいいんだよ。私は施術台を売るために全身バキバキするカイロプラクティックをやっているんだよ」と直接聞いたそうです。
また、ピアーズという人が広めたカイロプラクティックの流派もあります。ピアーズも通常は全身をバキバキする施術を行なっていたそうです。しかし、線維筋痛症など重症の方には首だけの施術しかしなかったといわれています。
ワトソンもピアーズもカイロプラクティックは首の調整だけでいいというのを知っていました。しかし、商売の為に全身をバキバキするカイロプラクティックを世に広めていったのです。そして、いつしか全身をバキバキするものがカイロプラクティックの主流となりアメリカでも日本でもそれがカイロプラクティックとして認知されるようになってしまいました。
線維筋痛症に有効なカイロプラクティックの流派
バキバキするカイロプラクティックでも、ズレている全ての骨や筋肉を正しい位置に戻すことが出来れば、線維筋痛症は改善します。しかも、その日のうちに1回の施術だけで線維筋痛症の痛みはなくなってしまうと思います。
しかし、残念ながら実際にはそんな神業を持ったカイロプラクティックはありません。骨や筋肉のズレは本当にわずかなものです。1mmとかないぐらいのわずかのものです。だから、レントゲンやMRIを使ったってわからないぐらいのズレのものが、体の外から見て、どこの骨や筋肉がズレているのかなんてわかるはずがありません。
それに、バキバキやるカイロプラクティックは骨を右にも左にもひねったりします。骨のズレを正すには、右か左の一方にひねるだけのはずです。
右にも左にもひねるということは、一時的に骨や筋肉を緩めて気持ち良くなってもらおうというだけの行為です。決して、骨のズレを正そうとしているのではないですし、自然治癒力を高めようとしているわけでもありません。ましてや線維筋痛症が改善するなんて施術者本人たちもこれっぽっちも思っていないでしょう。
では、線維筋痛症に効果的な本物のカイロプラクティックはどうやって見つければいいのか?
下記リンクより当院の施術方法をご確認ください。
>> 線維筋痛症に効果的な整体(カイロプラクティック)の施術方法
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