カイロプラクティックの哲学
今日はカイロプラクティックについてのちょっと難しいお話です。
カイロプラクティックとはどのような学問なのかというと、医学とは全く違う学問なんですよね。
カイロプラクティックとは哲学、芸術、科学の3つから成り立っている学問なんです。
特に哲学がもっとも重要で、カイロプラクティックは哲学によって理論付けされているようなところがあります。カイロプラクティックを勉強する時に最初に勉強するのが哲学なんですよ。
哲学と言われると、なんだかとっても難しい話のような気がしますよね。そもそも、哲学ってなに??って感じではないでしょうか。
カイロプラクティックに関する哲学とは簡単にいうと「自分で考える」という事ですかね。考えることが哲学なんです。
では、ここからカイロプラクティックでどう考えれば、体の不調や痛みは治っていくのでしょうか?というお話をしていきましょう。
人間には先天的知能と後天的知能という二つの知能があります。
先天的知能とは、例えば食欲とか睡眠欲など人間の本来持っている知能、本能といったものを指します。これらは生まれから誰からも教えてもらうこともなく、人間が生まれた瞬間から元々持っている知能になります。
そして、後天的知能とは生まれた後に教えてもらう知能のことをいいます。
例えば、「健康の為には肉ばかりではなく野菜も食べなければいけない」とか「健康の為には定期的に運動をしなけらばいけない」とか。このように生まれた後に学んだ知識のことを後天的知能と言います。
そして、カイロプラクティックでは体の痛みや不調を改善していくためには後天的知能はいらないとされています。先天的知能さえあれば体は自然と良くなっていくものなのです。
例えば、「健康の為には肉ばかりではなく野菜も食べなければいけない」と学ばなくても、肉ばかり食べていたらあきちゃって、自然と野菜が食べたくなりますよね。さらに肉を食べ続けて体がだるいな~と思ったら、体の調子を整えるために自然と野菜を食べますよね。
そうやって、食事の勉強をしなくても本能に従って食事をしていたら自然と健康になるものなんです。それがカイロプラクティックの考え方です。
塩分だって取りすぎもダメ出し、取らないのもダメ、ちょうどよい中間の味付けで自然と食べているはずです。
食事は本能に従って食べていればそれが体に一番いいわけなんです。
それが、肉は体に悪いので野菜だけを食べた方が良いといってベジタリアンになったり。一日一食が健康に良いといって、朝も昼も食べず夜にご飯を食べるだけだったり、そんなことをして体を壊している人たちが何と多いことか。
人間が生まれてきた後に教えれれた知識によって体を壊していることが本当に多いんですよね。食事の事に関してだけでなく、運動とか睡眠とか他にも間違った知識で体の不調を引き起こしている人が本当に多いと感じます。
人間は本能に従って行動していたら健康でいられるように作られているですけどね。
ただし、その本能が正常に働かなくなっている場合があるんですよね。それが首のズレということなんです。首のズレによってそこで神経の流れが悪くなると脳の命令が体の各器官に正常に行き渡らなくなり、本能が正常に発揮されなくなってしまうということなんです。
だから、カイロプラクティックの施術によって首のズレを正しましょうということなんです。首のズレがなくなれば後は本能に従って生きていれば健康でいられる、体の痛みや不調が良くなっていくという事なのです。
ただし、脳や神経に影響を与えるものを取らなければという条件が付きますが。例えばお酒ですね。
お酒は飲んだら本能は全く機能しません。味覚はおかしくなってしょっぱい味が好きになり塩を大量に摂取するようになるし。満腹中枢は崩壊して、いくらでも食べるようになるし。
お酒やそれ以外の物質でも外的要因で本能が機能しなくなることがあるので、そこは注意が必要ですね。
こんな感じで考える事。これがカイロプラクティックの哲学なんです。
ではでは。